アメリカの日系と米系テック会社の職場環境の違い
今回は私自身が実際にアメリカで10数年テックで働いた経験や周りの方の話をまとめた内容です。内容はあくまでも個人(主にエンジニア)の視点ですので、意見の一つで読んでみてください!
まずアメリカの日系には日本をベースにする会社と、日本人が現地で始めた会社の二つが存在します。職場環境に関しては両者ともマネージメントや従業員多数が日本人(駐在または現地)なのかアメリカ人なのかで大きく内容が異なります。このブログ内の日系とはマネージメント従業員多数が日本人になります。

人材選び/評価- 米系では採用時に知識や経験を考慮し、その後は仕事の自体のパフォーマンスで評価されます。日系では採用時にやる気のある人材を育てるの好み、その後パフォーマンスに加えて業務年数や年齢が評価に含まれています。
雇用状態 - 日系の雇用は米系に比べると安定していると思います。米系では常に採用/解雇や転職が行われていますが、日系では人の入れ替わりはビザや個人事情で帰国の理由以外では少ないと感じます。現実には会社が社員の就労ビザや永住権の申請することが大きく影響されてます。

上下関係/仲間 - 想像できるように外見では日系の上下関係は強くて、米系の上下関係は比較的に弱い傾向があります。しかしメール/書類のやり取りや、仕事上の決断時には両者とも上下関係が重視されています。仲間関係は両者とも大事にされていますが、根本は文化が似ているためか日系の会社の方が仲間同士が長く、深く付き合えていると思います。
仕事と私生活バランス - アメリカにおいても日本人が長く働いている傾向があります。理由はたくさんあると思いますが、日系のお客さんや社内での仕事の期待値が高く業務時間内では終わらない現実があります。米系でも忙しい時期は同様の現実がありますが、私生活や家族を犠牲することは少ないです。
以上のように項目により良し悪きや人に合う合わないが異なります。個人的にはどちらの環境でも良いところを生かして行き、環境に応じていくのが大事です。まずは将来の目標やキャリアパスを決めてからその時に自分の条件に合う仕事を選ぶのが最適かもしれませんね。