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在宅勤務(WFH)はできますか?できませんか?

こんにちは、ライジングスタートアップスの奥西マサです。


新型コロナウイルス感染拡大で沢山の方々の生活・仕事のやり方が変わってきてます。このメルマガの読者の大半の方も、何時ものオフィスのデスクではない場所で当メールを読まれていると想像します。私自身は米国から日本にベースを移した9月から、在宅を含めたリモートワークにて日米の業務並びに事業を運営しています。現職の前にも技術者として複数年の在宅勤務を経験しました。今回はコロナウイルス感染拡大で注目されている、在宅勤務(英語でWorkFromHome)の対応に関しての情報やアドバイスを発信します。


在宅勤務の現状は?

米国内では、コロナウイルスの影響で在宅勤務が一般化されはじめてました。弊社が所在するニューヨーク州では3月後半から政府より在宅勤務の要請があります。ジェトロが4月に実施した緊急アンケートでは、在米日本企業の約95パーセントが在宅勤務を実施してます(リンク)。その一方、緊急事態宣言中の日本では企業の在宅勤務が以前より2倍に近い増加の傾向にありますが、在宅勤務の実施は全体の約半数またそれ以下の数字が出ています(リンク)。


米国の在宅勤務の普及

なぜ米国内では在宅勤務が日本より普及しているのでしょうか?その理由の1つとして、仕事の評価方法の違いが考えられます。米国ではJob Description(職務記述書) により、個人の仕事内容と責任が明確に定められています。 つまり、目標管理と成果による業績評価・報酬制度が定着している文化である、といえます。「出社し、働いた時間に見合った対価を貰う」という労働文化が強い日本とは、仕事の評価方法が全く異なっていることが伺えるのではないでしょうか。

日本企業の在宅勤務の課題

上記のように職場環境の土壌や文化が違う両国ですが、今後の日本企業の課題として

  • 評価基準を明確にし、周知すること

  • 評価者が誰であっても妥当性のある評価がなされ、評価を受ける側が納得できる説明がなされるよう、評価者がトレーニングされていること

  • 現場からの意見を踏まえて改善が施される柔軟さがあること

  • 単に「業績目標の達成度」を判断するだけでなく、評価を受ける側の不足点が着実にフィードバックされ、その後の業務改善や業績向上に資するものであること

このような課題は会社ごとに違った進め方になりますので、自社に合った最適な評価制度の在り方や職場環境の見直しにつなげて行くことだ大事です。


在宅勤務のやり方を考える

在宅勤務中で何から手を着けて良いか分からない方に、著者の在宅勤務の経験の中から数点ピックアップしますと、

  • 朝一に一日のHighlightを定める。ここでのHighlightとは「今日はこれが達成できれば、他は何もしなくても良い」と思う、1つのアクションアイテムです。私は日々のHighlightを45分~60分で達成できる業務アイテムにしています。在宅中は周りに同僚はいないのでダラダラ1日が過ぎてしますことがあるので、その傾向の方にはオススメします。

  • オンラインミーティングは30分または短い時間内でできるだけ進める。オフィス内や顧客先でのミーティングもそうですが、特にオンラインのビデオ会議はアジェンダを決め、適度な時間を設定し素早く行うことをおすすめします。ZOOM飲み会やランチ会は、交流を深めることが目的ですので時間は皆が賛成する時間で適時調整してください。

  • 忙しくても定期的に休憩をとる。在宅勤務が数日続きますと、どうしても座る時間が長くなり通勤がない分運動不足にもなりがちです。30分また1時間毎には椅子からたち、ストレッチや軽い運動をお勧めします。著者は昼食ごとと18時前には部屋を出て、ウオーキングなどを自主的に行っています。


著者の在宅勤務のセットアップ:Macbookラップトップ・BenQ外付けモニター・ワイアレスキーボードとマウス・TIME TIMER・BestSelf The SELFジャーナル など


奥西マサ(正人) ライジングスタートアップス代表

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